TS2-60S

TS2-60S 『傾斜ステージ・ステージ面 ■60mm』

■傾斜ステージは、微調ネジの操作によって、αβの傾斜角度を±2~3°の範囲で姿勢調整や基準出しに使用するαβ軸ステージです。

■TS2-60Sは、調整ツマミがステージ底面より突出しているため、設置場所に応じてスペーサ等をご利用下さい。

■TS2-60Sは、ステージ裏面及び本体側面『調整ツマミと反対側』にM6タップを有しており、ポール製品に接続して使用することが可能です。
なお、本体側面へポールを接続してテーブル面を垂直にした状態で使用する場合は軽荷重としてください。

■製品の説明
・型番     :TS2-60S(写真 奥 左)
・ステージ面  :□60
・傾斜角度 αβ   :±2.5 °
・高さ     :(20)
・取付穴(上面):1-M16 P1 中央、4-M4 □50位置
・取付穴(底面):1-M6 中央付近
・固定穴(底面):1-φ6.5キリ φ11ザグリ 5.8深 中央(M6キャップボルト用)、2-φ4.5キリ φ8ザグリ 4.5深 ピッチ50(M4キャップボルト用)
・固定穴(側面):1-M6

■概要
・傾斜ステージは、微調ネジの操作によって、αβの傾斜角度を±2~3°の範囲で姿勢調整や基準出しに使用するαβ軸ステージです。
・各サイズの製品は、その他の同じサイズのステージが取り付けできます。
・それぞれの取付穴に合う機器を取り付けられます。
・TS2-60Sは、M16 P1を利用してポール・ポールスタンドを取り付けられます。
・下部部品の側面に、M6タップ穴があり、側面からの固定も可能です。

■使い方
・ステージ面の取付穴に、各種の機器や治具などをネジ止めで取り付けます。
(ネジの種類や位置は、型番説明を参照ください。)
・各軸の調整は、調整ツマミで行います。
 ・α軸の調整ツマミ:右(写真中)
 ・β軸の調整ツマミ:左(写真中)
・α軸の調整ツマミを右に回すと、α角度は右回りに回転します。
(αはX軸を中心とする回転。”右回り”は、写真で、X軸を右奥から左手前の方向に見るときの方向。)
・β軸の調整ツマミを右に回すと、β角度は右回りに回転します。
(βはY軸を中心とする回転。”右回り”は、写真で、Y軸を右手前から左奥の方向に見るときの方向。)
・各ツマミを左に回すと、それぞれ対応する角度が左回りに回転します。

■製品の固定
・本製品は、下部部品にある穴(キリ穴とザグリの組合せ)にキャップボルトを用いて固定できます。
 なお、固定用穴の図は、固定用の穴を示すための外観図で、製品の外郭を表しているわけではありません。
・TS2-60Sの底面には、ポールなどが取り付けられるM6タップ穴もあります。

・下部部品の側面に、M6タップ穴があり、側面からの固定も可能です。
・TS2-60Sは、調整ツマミ部分が、ステージ底面よりも約1.5mm突出しています。周囲と干渉をする場合は、底面にスペーサをご使用いただくなど、ご対応ください。

■用途例
・ステージに取り付けたものについて、2自由度(2軸)の調整が必要な用途。
・検体について位置や姿勢に微調整が必要な測定、及び測定装置への用途。
・検査用・加工用の治具の位置や姿勢を微調整する用途。

■補足
・各サイズの製品は、その他の同じサイズのステージ製品を取り付けられます。

■製品の軸のとり方(6軸の説明)
本製品のそれぞれの軸の定め方は以下の通りです(方向は写真内での説明)。
・Z軸方向:下から上の方向
・X軸方向:右奥から左手前への方向(光軸に平行)
・Y軸方向:右手前から左奥への方向(Z軸、X軸に垂直な方向)
・α軸  :X軸を中心とする回転自由度を表現(ロール、チップ)
・β軸  :Y軸を中心とする回転自由度を表現(ピッチ、チルト)
・θ軸  :Z軸を中心とする回転自由度を表現(ヨー、パン)

品番TS2-60STS2-80S
テーブルサイズ【mm】60×6080×80
傾斜角度 αβ【°】±2.5±2
駆動方式【mm】ネジ P=0.25ネジ P=0.25
微動分解能 α【°/回転】約0.36約0.26
微動分解能 β【°/回転】約0.39約0.23
耐荷重【kgf】3 (29.4N)5 (49N)
重量【kg】0.220.36
材質アルミアルミ
表面処理黒アルマイト黒アルマイト
税別価格¥20,000¥25,000
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